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地方の茶の間でジャニオタ。アイドル短歌

勝利くんに長野少年をやってほしい

アイドルに本のタイトルをあてはめるタグを考えていたとき、勝利くんの欄が長野まゆみ宮澤賢治に占められそうになって思ったのが「勝利くんに初期の(重要)長野少年をやってほしい!」ということでした。

「長野少年」とは、長野まゆみの作品に登場する少年のことです。

この場合の「初期の」とは、児童書の趣のある「少年アリス」や「天体議会」「三日月少年漂流記」、「野ばら」「夜間飛行」「天球儀文庫」あたりを指します。宮澤賢治稲垣足穂の影響が強いものです。「トーマの心臓」っぽい。最近あまり読んでいませんが、凛一シリーズとか最近の小説になるにつれて生々しい少年愛描写が増えていく気がします(「カルトローレ」「八月六日上々天氣」は除く。後者はこの時期特ににおすすめ)。

散りばめられた小道具は理科室、鉱石、標本、夏はソォダ冬はココア、ピーコートとダッフルコート、鳥の羽根、卵、ペンシルロケット、ガラスのペン、猫、等々。主人公は少年たちです。

「語り手の少年」(ついてなかったり、少々要領が悪かったり、親友に憧れを持っていたりする。銀河鉄道の夜でいうジョバンニ)と「憧れられる少年」(快活で主人公からは要領よく見える。優等生タイプではない。銀河鉄道の夜でいうカムパネルラ)がいます。勝利くんはこの場合の「語り手の少年」のイメージです。個人的に。憧れを持っている、コンプレックスを抱えている少年。わりと振り回される側。

「天球儀文庫」には宵里(しょうり)という少年が出てきますが勝利くんはどっちかというとアビっぽい…。

主人公を勝利くん、親友を聡ちゃん、勝利くんの兄を健人くん、兄の悪友を風磨くん、ふと現れた不思議な少年長野まゆみ作品でわりとよくある)をマリちゃんで如何でしょう。

ジャニーズじゃないけど神木隆之介くんも少しだけ近いものがあるような気がします。神木くんと山田くんのツーショットなんて奇跡であるとさえ思います。

けど明確に「長野少年っぽい!」と思うのは勝利くんとマリちゃんかな。現実感の薄さでしょうか。いっそのこと精巧な人形のような。

関係性としては圭人くんと山田くんもイメージしやすいかな。